八王子織物プロジェクト

八王子は古くから生糸と絹織物の生産が盛んなことから、「桑の都」と呼ばれてきました。400年を誇る伝統と技術を受け継ぎ、ネクタイ、ストールなどの製品を生み出してきました。しかし、近年においては海外生産の波に押され、次の時代へ向けて模索を続けています。八王子織物の活性化を目指して、多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻と八王子織物工業組合は、産学共同研究をスタートしました。

【2018年度活動報告:八王子織物プロジェクト:テキスタイルデザインの開発】

織物デザインを専攻している学生18名が4つのチームにわかれ、世界のさまざまな織物文化に目をむけリサーチすることからはじめました。学生と4社の機屋のみなさんとのコミュニケーションも年々深まり、各機屋の特色をいかした織物開発に取り組むことができました。

【2017年度活動報告:八王子織物プロジェクト:テキスタイルデザインの開発】

織物デザインを専攻している学生22名と、高い技術力をもった機屋5社が協働しました。「TOKYO」をテーマに学生がデザインし各機屋の特色を活かした新しい織物の開発に取り組みました。機屋のみなさんと学生との間に活発なコミュニケーションがうまれ、テキスタイルの完成度を高めることができました。

【2016年度活動報告:NEXT八王子織物プロジェクト-新製品の開発】

機屋6社とテキスタイルデザイン専攻3年の織物を学ぶ学生20名が恊働しました。学生と機屋がチームとなり、6つのブランドの立ち上げを想定し新製品開発に取り組みました。長い伝統に支えられた技術力に学生の新鮮な発想力を加え、八王子織物の特色を活かした生地とプロダクトをデザイン制作しました。