「いのちの居場所2ー対話を生むテキスタイル」軽井沢病院で作品を展示しています。
社会とテキスタイル
「いのちの居場所 2 ―対話を生むテキスタイル」
多摩美術大学テキスタイルデザイン専攻(スタジオ3)× 軽井沢病院
展示期間:2024年1月14日―3月15日
「いのちの居場所 2 ―対話を生むテキスタイル」は、多摩美術大学テキスタイルデザイン専攻3年生スタジオ3の社会とテキスタイルについて考察する課題です。2022年度に続いて、その成果を病院各所に展示しています。スタジオ3は、テキスタイル領域の中でもテキスタイルによるアート表現を探求するクラスです。
学生たちが軽井沢病院の医師、教員とともに対話を重ね、テキスタイルの力により「いのちの居場所」を感じる空間へ変容させることに挑戦しました。
病院は人間の命に関わる重要な場ですが、医療という機能的な場であるがゆえに味気ない空間になることが多く、病院という場自体にも否定的な印象を持つ人が多いのが現状です。その病院にテキスタイルを織りなすことで、自然に対話が起こる新しい医療の場をつくることを試みました。大学では模型を用いて検討を重ね、病院を訪問した際には担当場所の実際の様子や機能、周辺環境を調査しました。完成作品を設置し講評会を行い、会期中には病院を訪れる人々、働く人々に向けてアンケートを実施することで振り返ります。
わたしたちの挑戦が、病院を訪れる患者さんや家族だけではなく、忙しく働く医療従事者のみなさんにも喜びと活力を感じてもらえるように願っています。
小松 薫 / 設楽 奈々葉 / テン イテキ / 沼尾 優華 / 濱野 有彩 / 廣島 偲人 / 水口 茉鈴 / 御任 南友 / リ レイヒョウ
( 多摩美術大学生産デザイン学科 テキスタイルデザイン専攻 3 年生 スタジオ3 )
稲葉 俊郎 ( 軽井沢病院長)
川井 由夏( 多摩美術大学生産デザイン学科 テキスタイルデザイン専攻 教授)
遠藤 絵美 ( 多摩美術大学生産デザイン学科 テキスタイルデザイン専攻 非常勤講師)
河﨑 日菜子 ( 多摩美術大学生産デザイン学科 テキスタイルデザイン専攻 助手)