TD修了生・卒業生・在校生が参加 FIN/100『若きテキスタイルデザイナー達のフィンランド留学体験』
2017年、フィンランドが民主主義の独立国として100周年を迎えます。アニバーサリーイヤーである今年、これまでフィンランドデザイン界を牽引してきたブランドをはじめ、今注目のフィンランドブランドが一堂に会し、独立100周年を祝うポップアップイベントFIN/100(ふぃんひゃく)が、独立記念日である12月6日(水)より開催されています。
会場は、21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3。誰もが自由にデザインに触れられるこの場所で、フィンランドデザインのプロダクトを展示・販売する「SHOP」だけでなく、訪れる人々が、フィンランドの価値観や情報を交換し合い、相互に理解しあえる「CONVERSATION」が生まれるニュートラルな場所が作り上げられます。
期間中、「100のできごと」と題して、ファッション、音楽、教育、アート、経済、文学などデザインの枠を超えたトークイベントやワークショップ、日々の暮らしにまつわる大小さまざまなできごとが発信されます。そのできごとのひとつである『若きテキスタイルデザイナー達のフィランド留学体験』に、テキスタイルデザイン専攻の修了生・卒業生・在校生が計4名参加します。
皆様、是非足をお運び下さい。
『若きテキスタイルデザイナー達のフィンランド留学体験』
場所:21_21design sight ギャラリー 3
FIN/100 会場内
日時:2017年12月21日13:30 – 15:00
参加者:
【モデレーター】
高橋正
デザイナー/多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻 学科長
粟辻博氏に師事。テキスタイルに於ける触覚的な素材デザインよりも、色彩や形をパターンデザイン化した視覚表現が空間に与える様々な印象創出を主な専門領域としている。産学共同研究として地域地場産業振興、繊維製造現場中核人材育成事業等に関わる一方、学外活動としてデザイン展への招待出品、個展開催等、企業とのコラボレーションによる製品企画、社会に於ける実践的デザインを心掛けている。
【パネラー】
大友 邦子
デザイナー、図案意匠研究者/筑波大学博士課程修了/アアルト大学客員研究員
1984年生まれ。多摩美術大学大学院博士前期課程、筑波大学大学院博士後期課程修了。
多摩美術大学大学院在学中にコンペティション等での受賞をきっかけに、
コレクションブランドのプリントデザイン、美術展会場テキスタイルなどの提供を開始。
2009年フィンランド政府給費奨学生採用となり、ヘルシンキ芸術デザイン大学大学院に招聘研究員として渡芬。
デザイン実務と並行して、図案原画についての学術研究を欧州と日本の4カ国で継続し、2015年感性科学博士号を取得。
現在、中小企業庁の助成を受け桐生市の繊維製品ブランド化事業に参画しながら、東京工科大学および女子美術大学で教鞭をとる。
黒沢秋乃
デザイナー/アアルト大学大学院博士課程前期修了
多摩美術大学テキスタイル専攻、アアルト大学大学院ファッションデザイン科卒業。大学院での卒業制作がHyères festival 2016ファイナリストに選出。フランス、中国、フィンランドでのショーを終え2016年帰国。留学中に魅了されたニットデザインの仕事をしながら、東京とヘルシンキをベースに活動を始めている。
©Takayuki Abe
氷室友里
デザイナー/多摩美術大学博士課程前期修了/アアルト大学大学院短期交換留学生
2013年多摩美術大学大学院テキスタイルデザイン領域修了。大学院在学中にフィンランドのアアルト大学に交換留学しジャガード織を学ぶ。株式会社スマルズを経て2016年10月に独立。人と布との関わりの中に驚きや楽しさをもたらすことをテーマにテキスタイルブランドYURI HIMUROのデザインを行うほか、企業とのコラボレーション、商業施設のアートワークなど幅広く活動している。
西嶋望
多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイル専攻4年在学/アアルト大学短期交換留学
大学では主に織物について学び、昨年9月より今年3月までアアルト大学にてジャカード織など、より工業的なテキスタイルを学ぶ。多摩美術大学在学中。
内容:
フィンランドのアアルト大学で学んだ4人の多摩美術大学テキスタイル科の学生と卒業生が、フィンランドと日本のデザイン教育の違いや、なぜフィンランドだったのか、フィンランドで学んだこと、それを今後どのように作品や仕事に活かしていくのかなどを、学部長、高橋正さんをモデレーターとして、ヘルシンキ滞在中の思い出を交えながら語ります。
詳細:こちら