TX修了の小林万里子さん
地域特性をストーリー化した新しい保育園の
空間デザインにアーティストとして参加

マロカル保育園がある浦和は昔、武蔵の国と言われ、水と自然が豊かな地域です。また、古くは龍伝説も有名です。東浦和のこの自然に由来した生き物、植物などを園内のデザインに取り込まれ、日常的にアートに触れることができ、子供達の五感を刺激する保育園です。作品すべてにストーリーがあり“自然の中で、卵から殻を破った生き物たちが未来に向かって羽ばたいていく”というメッセージを込めています。アーティストはパークホテル東京やスターバックスコーヒー銀座蔦屋書店などでアートワークを手掛けたテキスタイル専攻大学院修了小林万里子さんです。

【保育園情報】
マロカル保育園
埼玉県さいたま市緑区東浦和5丁目27番4

https://edulead.jp/hoikuen/marokaru/

小林万里子
1987年大阪府出身。埼玉在住。多摩美術大学テキスタイル専攻、同大学院修了。
小林は代表的技法である染織から刺繍、編みやペイントまで多様な手法と素材を組み合わせて「生命の循環」を表現し続けている。めぐる生命そして自然と人間との多層的な関わりは、小林がひとつひとつの素材を丁寧に選んで扱い、自らの手によってそれぞれの関係性を紡ぐことによって表現されている。それは、ばらばらに断絶されたもの同士のつながりを少しずつでも取り戻していくような行為でもある。2013年にはスターバックスコーヒー本社ビル、2017年にはパークホテル東京の一室にコミッションワーク《縁》を制作するなど、 確かな手仕事と揺るぎない世界観で多方面から高い評価を得ている。
近年の主な個展に「オーバーストーリー」(KOTARO NUKAGA、東京、2021)「背負うなら太陽だけでいい」(CADAN有楽町、2020)「循環の森」(FEI ART MUSEUM横浜、2018年)。2019年には「ONE ART AWARD」(台湾)にて最優秀賞を受賞。