2022年度短期交換留学生
報告レポート1

テキスタイルデザイン専攻 3年生から、短期交換留学の報告レポートが届きました。

村岡莉帆(3年)
Oslo national college of arts (ノルウェー、オスロ)
期間:2022年8月〜12月

オスロ国立芸術大学に留学中の村岡莉帆です。
8月からノルウェーでの留学生活がスタートしました。
現在10月ですが、すでに気温が氷点下になる日もあります。

私はデザイン学部の中にあるファッション、コスチュームデザイン科に所属しています。
この科では主に服飾の技術や素材について学びます。私は2年生のクラスに交換留学生として参加しています。交換留学生はクラスに私だけですが、12人のクラスメイトと共に日々楽しく勉強しています。
また、授業開始前に院生と一緒にワークショップを受ける機会があったため、学年が違う学生とも交流を深めることができました。

授業初日に教授との面談があり、私のこれまでの経験や今後の希望に沿って学年やコースを決定しました。

2年生の最初のプロジェクトでは、主にウールに関する素材研究をしました。ノルウェーはウールの生産量が多く、世界的に見ても高品質の羊毛が手に入ります。また、ウールを用いて創作活動をしているアーティストやデザイナーが国内に多くいるため、その方達が外部講師として講義や指導に来てくださることもあります。
他のクラスメイトの作品や制作風景を見て、日本の教育システムの中では気がつけなかった視点や姿勢を垣間見ることができ、日々学びの連続です。

授業によってはノルウェー語のみで行われるものもありますが、英語版の資料をもらったり分からないところは授業後に質問し乗り切っています。

幸いにもノルウェー人はほとんど全員が英語を話せるため、大学の授業や日常生活においても特に不自由することはありません。クラスメイトも私と話すときは英語で話しかけてくれます。そのため友達作りにも苦労せず、休日に一緒に出かけたり海外旅行に行く仲間もできました。

また、オスロには美術館や博物館が多くあり、美術大学の学生は無料で入場できる場所もあります。ノルウェーの歴史を知ることのできる展示や創作のアイディアを得られるギャラリーなどもあり、休日や放課後によく友達と行っています。

今はクリスマスに向けて3種類のニットの服を作るニッティングプロジェクトの準備をしています。約1ヶ月半で3体の服を作り、撮影、展示までするのはかなり大変な作業になると思いますが、同時にどのようなものが出来上がるのか楽しみにしています。