染
織
編・組
プリント
紙
フェルト
縫製
その他
「布」全般を指す「テキスタイル」をデザインするための知識や技術、創造力を学び、世界のあらゆるテキスタイル業界で活躍できる人材を育成します。生活を彩るテキスタイルをインテリアテキスタイル、ファッションテキスタイル、テキスタイルアートに分け、少人数制で指導し思考力と創造力を育てます。
繊維素材・糸から考えデザインし編む・組む・織る・染める・プリント・縫製などの技術を習得することができます。また、世界でも有数のプリント設備・コンピュータ織機・リサイクラーなどを完備し多種多様なテキスタイルデザインを実習できます。さらに国内外の産業との連携プロジェクトや大学が提携する交換留学にも参加できます。
テキスタイルは世界中にあり、風土に根付いたテキスタイル文化が発展してきました。
テキスタイルデザインを学ぶことは、世界共通言語を身につけることと同じといっても過言ではありません。
テキスタイルデザインの可能性の探求することにより、グローカルに活躍する未来が広がります。
「布」は薄い平面的なものに見えますが、繊維を交差させた立体的な構造をもっています。
布の構造を考え、質感や文様をデザインする代表的な技法が「織」
布の表層を防染することで描く代表的な技法が「染」です。
伝統的な染織技法の習得から、デジタルテクノロジーを駆使した表現までを幅広く学びます。
テキスタイルは人々の生活に必要不可欠なため様々な用途を求められます。そのため素材や
技術も数多くあります。1・2 年次では繊維素材の成り立ちとその扱い方、技術・造形表現の
基礎を学びます。3 年次では社会におけるテキスタイルの役割を考察し、思考力を深めます。
未利用繊維や廃棄物の再利用などの素材研究についても実践的に学びます。
染
織
編・組
プリント
紙
フェルト
縫製
その他
アメリカ、イギリス、インド、オランダ、スウェーデン、フィンランドなどの世界トップクラスの協定校と交換留学を実施し、積極的に学生を派遣、留学生を受け入れています。また、学部卒業後に海外の大学院へ留学する学生も増えています。
国内の企業・地場産業から海外の大学・官公庁などと共同し、社会課題を意識した実践的なプロジェクトに取り組みます。持続可能な社会のためのテキスタイルデザインを担うリーダーを育成します。
繊維素材の特徴と歴史的背景を踏まえ、各自のテーマについて探求し制作研究を行います。テキスタイルデザインの制作・研究はもとより、伝統的な染織やテキスタイルアートまで幅広く研究する環境があります。
テキスタイルは人々の生活に必要不可欠です。
衣食住に関わることはもちろんのこと、幅広い分野で
活躍する卒業生を紹介します。
地上3階建てのテキスタイル棟には、研究室、各種教室、工房とギャラリーがあります。そこでは、染・織実習、シルクスクリーンはもとより各種布加工、素材加工を可能にする設備がニーズに合わせて備わっています。また、エントランスギャラリーでは常に学生の作品展が行われ学生相互の刺激空間として機能しています。
造形の基礎教育、PBL科目、大学院を担当。繊維素材と美術の関わりを研究し、絵画表現の実践と理論を構築することを目指している。廃棄され駆除される雑草の繊維を原料とした紙づくりも研究している。
スタジオ3、織物デザイン、大学院を担当。染織文化に内在する思考と技術を探求し、織の構築的・触覚的な特質にもとづく作品制作を行う。地域に根ざした繊維素材と技術を生かしたテキスタイルの研究を行う。
スタジオ2、デザインマネージメント、大学院を担当。企業、教育、地域のエリアで、ソーシャルビジネスをアート、デザイン、サイエンスを横断して経済とつなぐ活動をする。専門はテキスタイルの生産方法と色の研究。
テキスタイルデザインと製造現場、ブランディングプロセスの指導を担当。流行にとらわれない物づくりの思想のもと、産地と連携し技術をいかす布と物語性のあるデザインの調和から多彩なプロダクトへ展開している。
スタジオ2,ファッションデザイン、立体造形の指導を担当。マテリアルの特性を基にモデリングから発想するデザイン教育、モデリスト活動を行う。アナログとデジタルの融合によるファッションモデリングの研究を行う。
テキスタイルの基礎教育、織物デザインを担当。衣食住に不可欠なテキスタイルのあり方を踏まえ、人と繊維の関係を考察し作品制作を行う。植物染料・伝統染織、折形など、先人の知恵を現代に生かす研究を行う。
コムデギャルソンを経て独立。ユニクロ、モンクレール 等、世界的企業とコラボレーション。ヤマト運輸のユニフォームを20年ぶりにリニューアルする。北海道コンサ ドーレ札幌クリエイティブディレクター兼取締役。
武蔵野美術大学短期大学部卒業後、株式会社布勤務。11年「安東陽子デザイン」設立。多摩美術大学図書館、エルメスパヴィリオン、台中国家歌劇院、京都市京セラ美術館など数多くの建築空間へテキスタイルを提供。
大阪大学大学院文学研究科博士課程後期修了。京都国立近代美術館・国立西洋美術館主任研究員。 『上野リチ: ウィーンからきたデザインファンタジー』等、展覧会企画、論文執筆多数。
ドムスアカデミーデザインマスター修了。ミラノと東京 を拠点に、プロダクト、パッケージ、インテリアを中心に多様な素材と技術を駆使し、世界のクライアントと仕事を行う。国内外の多くのデザイン賞を受賞している。
東京芸術大学大学院美術研究科工芸専攻染織研究分野修了。糸目糊を駆使した本友禅染の伝統技法を探求し、 生きとし生ける自然の万物を表現する現代的な作品を発表。染色文化の継承のため後進の指導にも尽力している。
OTTAIPNUを主宰。自身のブランド以外でも国内外の様々なブランドからテキスタイルプロダクトを発表。テキスタイル以外にも家具や建築空間など様々なシーンに向けて色柄を軸にしたデザインを展開している。
日本の染織技術と先端技術を駆使し、新しいテキスタイルを追求。株式会社良品計画アドバイザリーボード、毎日デザイン賞、ロスコー賞、円空大賞他受賞。 NY近代美術館、メトロポリタン美術館、V&A美術館他収蔵。
かごの構造を素材と構築法の相関として抽象的に捉え分類することを軸に、表現の可能性を追求するとともに、その経験をテキスタイル領域の一部として独自の教育法に組み立て、世界各地で指導している。
素材開発、カラーデザイン、トレンド予測で活動。アアルト大学芸術・デザイン・建築学部学長、学部長を務める。デザインコンサルタント会社「ヒュボーネンデザイン」共同設立。国際的なデザイン関連の要職を歴任。
「テキスタイルから発想する」 という新しい視点で「HaaT」創設。伝統的技術を現代的に応用し独創的なテキスタ イルを開発し、テキスタイルの新たな世界を確立する。 第1回鯨岡阿美子賞、毎日デザイン賞、受賞多数。
絵を描くことが好きで美術大学への進学を考えています。
絵を描くのが好きなこととテキスタイルデザインを学ぶことは関係がありますか?
関係あります。
「絵を描くのが好きなこと」は、美術やデザインを学ぶためにとても大切でありテキスタイルデザインを学ぶ原動力にもなります。絵を描くことからテキスタイルの素材や技術について学び、デザインできるようになります。
テキスタイルデザインを学ぶと何ができるようになりますか?
私たちの身近にあるものをデザインできます。
衣服の生地、雑貨、カーテン、カーペット、電車の座席など、テキスタイルは私たちの生活のあらゆるところにあります。身の回りにあるものを、自分の創造力や感性で、美しく楽しいものにデザインすることで、自分だけでなく人々の生活を輝かせることができます。
テキスタイルについての知識がなくても授業についていけますか?
テキスタイルについては入学してから一緒に学びはじめるため、心配する必要はありません。
4年間で段階的に、素材や制作技法、テキスタイル業界や社会の動向について学び、テキスタイルの専門知識を身につけます。
多摩美術大学テキスタイルデザイン専攻と服飾専門学校との違いはありますか?
美術大学と服飾専門学校は大きく違うと思います。大学では、服飾に関する専門的な技術だけでなくリベラルアーツ科目から理論や知識も学ぶことができます。そして、テキスタイルデザイン専攻では、糸や布の素材研究と生地のデザインからはじめ衣服について学び制作します。テキスタイルの歴史や文化的背景についても幅広く学びます。