加藤 裕明 construction of nature 植物の放つ呼吸や香りを一枚の紙に生ける。 蜜を嗅ぎ、葉に触れ、木漏れ日を仰ぐ。 五感を通して伝わるのは草や花、一つ一つの生命からの啓示。その便りは色と形となって一つのサーフェスと変わり、やがて私たちの生活を彩る賜物になる。 生けられた一片一片の花が万感の賑わいを醸しながら、瑞々しく日々の呼吸と共に浸透していくことを祈り、自然への感謝と敬意を込め生地にしたためる。