卒業制作優秀作品

中西 珠己

share

個人であるという意識が強まる現代において、私たちの誰もが共感し、共有できる存在を見出そうとしているように感じた。物や人、事象、体験に惹かれ集まった人々がお互いを知らずとも繋がりを持てる、そういう対象があることに安心する。その抽象的な心情を象徴(アイコン)として形にした。オブジェのような不思議なウェアを誰かと一緒に着ることで、その中にだけ生まれるひとつの体験が人々を繋げてくれる。