卒業制作優秀作品

岡本 風愉

太陽のキャッチボール

普段、意識することはない “ 壁 ” の存 在 に急に気がつくことある。ここと向こう、正と悪、あなたと私。私と何かを隔てる壁。壁を作ったのは私だった。そして、その壁を超えることができるのも私であると思う。壁に風穴をあける。穴を越えゆくようにひかれた線は「壁を越えたい」という私の意志の表れである。線は壁と地面をつたって出会い互いに交錯する。壁を越えた先に広がる世界はどんな景色だろうか。