今まで成長してきた中でさまざまなカルチャーに触れてきた。その中でも特に映画が自分に与えてくれた影響は多大だ。悲しい時、嬉しい時、怒っている時、私は映画を観たくなる。映画の登場人物達が笑って泣いて、怒って、抱き合って。スクリーンの中の世界で巻き起こる出来事や感情に共感し、いつの間にか全く違う人生を歩んでいるはずの登場人物達に自分を重ねているのだ。映画が人生と重なる瞬間、そのシークエンスを切り取り自分のタッチで布のスクリーンに映し出す。数ある作品の中でも家族、または友人や恋人など他者との関わりを描いた16作品を選んだ。