卒業制作優秀作品

WON Ji Yoon

OVERWHELMING AIR

時々自分の存在に違和感を感じる。地に足がつかない感覚。下手に馴染んでいこうとしても私は変わらず、この空間で私は他人であり、この地には何か別の空気が流れている。ある夜、光の当たらない暗い道を歩いていたら私が暗く大きい壁の一部になり溶けて元々ここにいたような感情を抱いた。溢れ出す不安に暗い影のカーテンに身を隠し、息をはき、一瞬心を休める。私は荒んだ現代社会を生きる私たちのメランコリーに共感、代弁する