卒業制作優秀作品

金澤 もも

PotD

壺はもともと水を運ぶ容器として作られ、使われていた。しかし現在では、観賞用やインテリアとしての用途がほとんでである。部屋の隅に置かれた壺は、本来の使われ方はされず、待っている。それは出番を待つ衣装と似ていると感じた。私は、壺をイメージしながら、観賞用である壺の服を制作した。形だけではなく、糸や編み方による素材感や手触りを大切にしている。 着用することで壺になった気分になれる。