卒業制作優秀作品

吉井 琴波

SENSE PRESERVATION

服は人が生きる為の一番小さい空間だ。それが最も象徴的なのが宇宙服の存在である。地球上では無意識に立っている時、座っている時、寝ている時も身体は常に何かに触れている。この感覚がほぼ失われる宇宙では一番肌に近い “服” に 触り心地を求めるのではないだろうか。それは地球上にいても同じであり私達は 服に安心する。私はウールが縮む性質を利用し、手織りの生地に凸凹を出すことで触れたくなる服を目指した。