卒業制作優秀作品

小林 ななみ

Moiré

ある日、カーテン越しに見た向こうの景色がモアレ現象により、 実際よりもきらびやかに見えた。そんな経験から、布は実際には存在しない嘘の空間を作り出すものだと思った。そのモアレ現象に着目し、一定のリズムを刻むストライプが2枚重なることで、空間を変容させることができる作品を制作した。2 つのパターンが重なることでイリュージョンを生み出し、見る人にストライプの動きを感じさせる。