中澤 楓 生生流転 人口が減り続ける中、建設工事が絶えない光景に違和感を抱いた。ここに住む人たちはどこから来るのだろうか。 私が知らない街から人は移動し、私が知らない街が朽ちていく。 朽ちていく街で自然が再生する一方、自然が破壊され新たな建物が建ち続ける。 何気ない毎日は、矛盾で溢れているのだ。 この矛盾は、止まることなく移り変わる毎日を私たちに知覚させる。