宮地 由子 わたしの想像、みんなの想像 私はいつも頭の中でモチーフを想像して描く。そのせいか、私の絵を見た人はさまざまなモチーフを思い浮かべる。思い浮かべたものが人によって違うのは、過去の経験をもとにしているからだろう。この作品は、誰もが経験する小学校の頃の思い出をモチーフに、また過去の切り取りである写真からカラーを抽出して、みんなが想像できる布をプリントデザインで表現した。この布を見て、過去の経験を材料に何に見えるか想像して欲しい。