小島 平莉 ナラティブとダイアログ 私は人と話す時、私の中の物語が組み変わっていく、または自ら組み替えている感覚がある。言葉が自分の中に入り込んできて、相手との境目が少し曖味になる。一方で、私は自分の輪郭を捉え直し新たな形に整えている。会話の中に散らばった言葉と感覚の断片を集め、時には切り貼りして、自分の物語が出来上がっていくのだろうか。そのプロセスを意識的に繰り返し、素材とものと対話しながら制作した。